文京区 江戸川橋 皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科 江戸川橋皮フ科クリニック

江戸川橋皮フ科クリニック|文京区の皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科

江戸川橋皮フ科クリニックの診療時間:午前は10:00~13:00、午後は15:00~18:00。休診日:木曜日、土曜午後、日曜・祝日

江戸川橋皮フ科クリニックは東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」より徒歩2分 電話番号:03-5227-8715

「あせも(汗疹)」の正しいスキンケアはできていますか?

あせもとは、医療用語で汗疹(かんしん)と呼ばれる皮膚疾患の一つです。汗をたくさんかいた後、ぷつぷつと細かい湿疹が現れ、背中や首、わきの下など、汗をたくさんかく部分に現れやすくなっています。

あせも(汗疹)の原因

あせもは、身体の体温調整を行う汗腺が詰まってしまうことで起こります。
特に、乾きにくい体の部位にかいた汗を、そのままにしてしまうと、汗の出口となる汗腺がふさがりやすくなってしまいます。
そのため、汗を放置しないようにしましょう。

あせもの分類

あせもと一口に言っても、実は3つのタイプに分かれています。

紅色汗疹

紅色汗疹は、あせもの中で、最も多いタイプです。 名前にあるよう、チクチクする痛みやかゆみを伴う、1~3mmの赤いぷつぷつが現れます。 しかし、かゆいからといってかきすぎてしまうと、皮膚が傷ついてしまいます。そこから細菌が入り、とびひになることもあるため、注意が必要です。 紅色汗疹の治療は、患部にステロイド薬を塗布することになります。

水晶様汗疹

水晶様汗疹では、皮膚に直径1~3mmほどの透明または白っぽい水ぶくれが、たくさん現れます。こちらの場合は、痛みやかゆみはありません。 治療は自然治癒となり、患部の汗をシャワーで洗い流す、汗をかいたらすぐにふき取るなど、日頃から、肌を清潔に保つことが大切になります。

深在性汗疹

深在性汗疹は、皮膚のより深い真皮とよばれるところに汗がたまり、起こるあせもです。 紅色汗疹を繰り返すことで発症してしまう場合があります。 白っぽい平らな発疹ができるのが特徴で、痛みはほとんどありません。 汗をかいて刺激が加わると、汗が真皮の中であふれ出してしまうので、汗が体外に出てこなくなり、皮膚が乾燥していきます。体内に熱がこもってしまい、熱中症のようになる場合もあるため、注意が必要です。

治療と予防

あせもの治療は、まず発汗を抑えることが重要となります。
また、なるべく皮膚を乾いた状態に保ち、清潔にしましょう。 肌の保湿をしておくことも効果的ですが、汗腺をふさいでしまわないように、さらっとした保湿液剤を使用することが望ましいです。

汗をかきやすい季節では、通気性の良い服装にし、汗腺をふさがないよう、アクセサリーをつけすぎないようにしましょう。
症状が強い場合には、ステロイド外用薬を使用し、かゆみを抑えることになります。
あせもの症状がつらいという場合には、お気軽にご相談ください。